地域の安全活動
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 地域の安全活動

子どもの危険予知能力を高める「地域安全マップづくり」事業

平成29年度の事業

 ■校 名  ■PTA向け説明会  ■実施日  ■実 施 形 態
 与野西北小学校    ―  10月14日(土)  土曜チャレンジスクール
 上落合小学校    ―  11月25日(土)  土曜チャレンジスクール
 与野八幡小学校    ―   11月28日(火)  2年生まち歩き

■ 平成28年度実施報告


「地域安全マップづくり」について


よのコミュニティサポートが、中央区防犯協議会の事業をサポートしています
(目的)
 子どもの命を脅かす事件が度々起こり、「安全」「防犯」について考えるようになって久しい。
地域では、子どもたちの安全な登下校の為に、防犯パトロールが行われ、安全な環境づくりが進んでいる。
 しかし、子どもたちの安全を守るために、それだけでは片手落ちである。環境づくりとともに必要なことは、子ども自身の危険予知能力を育てることである。それは、かつては日々の暮らしの中での経験で自然に身に着いていったことである。しかし現在では保護者、地域が安全・防犯に対して意識が高いということによって、自然に学習できる機会を減らしている一因になっているともいえる。
 そのような現状の解消に有効なのが、小宮信夫教授(大正大学社会学部)の提唱する「地域安全マップづくり」である。中央区においては小宮先生を講師として、2006年1月(中央区・青少年育成与野東地区会主催)・2007年12月(中央区防犯協議会主催)で講演会を、2008年7月(中央区防犯協議会主催)で地域安全マップ作りを開催し、マップづくりの考え方・有用性は理解されたと考えている。
それを踏まえて、今年度より各小学校ごとに地域安全マップづくりを開催する。小学校ごとに行うことにより、より多くの児童に実際に経験してもらうことだけでなく、マップづくりのそのほかの効果である、@コミュニケーション能力の向上、Aコミュニティへの関心の向上、B非行防止、等が期待され、本当の地域ぐるみの安全対策につながる。
(方法)
(1)事業の流れ
   ○各小学校(学校・PTA)への文書配付
   ○日程調整
   ○各校PTA等の事前協力者向けの説明会。
      可能であれば事前研修会。
      (研修会により学校ごとのスタッフ育成が出来ればなお良い)
   ○参加者募集・実施
   ○事後報告による啓蒙

(2)学校別事業当日のタイムテーブル(予定)   
時 間 項 目 内 容
1    〜9:30 受付 グループ分け(通学方向を考慮する)
2 9:30〜10:10 事前学習 映像及び説明(犯罪が起こりやすい場所のキーワード)
3 10:15〜12:00 フィールドワーク 係を決める・通学路を回る
4 12:00〜13:00 昼食  
5 13:00〜14:25 地図作成  
6 14:30〜15:15 発表  
7 15:15〜15:30 まとめ  

(準備)
○各校への文書配付
○会場確保(事前説明会・当日)
○消耗品(模造紙・マジック・セロテープまたはのり・使い捨てカメラ)
(事業の主な参考資料)
○『犯人目線に立て!』 小宮信夫著
○大東京防犯ネットワーク資料・東京都地域安全マップ作成マニュアル@〜B



犯罪は「この場所」で起こる
子どもの危険予知能力を高める地域安全マップづくり事業
地域安全マップ作りの提唱者

小宮信夫(こみや・のぶお)
立正大学文学部社会学科教授(社会学博士)
中央大学法学部法律学科卒業。ケンブリッジ大学大学院犯罪学研究科修了。法務省、国連アジア極東犯罪防止研修所、法務総合研究所などを経て現職。専攻は犯罪社会学。地域安全マップの考案者として全国で技術指導に従事

http://www.ris.ac.jp/komiya/index.html

地域安全マップづくりの理論的根拠
犯罪原因論 (伝統的な犯罪対策)
犯罪が発生してから、犯罪の原因を追及し、解明して、その原因を取り除くことによって犯罪を防ぐという考え方
犯罪機会論 (新しい犯罪対策)
どんなに原因がある人でも、犯罪の機会さえなければ犯罪は実行できないという考え方
犯罪機会の少ない地域をつくるための3要素 抵 抗 性
領 域 性
監 視 性
ハード面の対策 (防犯環境設計)
「区画性」と「無死角性」が高いほど犯罪の機会は少なく、低いほど犯罪の機会が多くなる。
ソフト面の対策 (割れ窓理論)
割れ窓理論における「割れた窓ガラス」は、「縄張り意識」と「当事者意識」が低い場所の象徴である。
地域安全マップとは、犯罪が起こりやすい場所を表示した地図である。
言い換えれば、「領域性」と「監視性」の視点から、地域社会を点検・診断し、犯罪に弱い場所、すなわち、「領域性」や「監視性」か低い場所を洗い出したものが地域安全マップである。

楽しく役立つ「地域安全マップ」をつくろう!
犯罪は場所で起きる
   「犯罪防止=(人的)原因除去」
        ⇒「犯罪防止=機会(場所)減少」
その可能性のある場所を、自分たちでチェックしよう
「入りやすい場所」「見えにくい場所」をチェック!
その結果を「地域安全マップ」にまとめよう
その過程で、地域の人たちとお話して、知り合いになることが大切!
 
マップづくり事前学習
 (危険な場所はこんなところ!)

・地域安全マップとはどのようなものかを知る。
・地域安全マップの効果を知る。
・地域安全マップを作る計画を立てる
・危険な場所の判断基準を知る。
・作製上の留意点を知る。
・班を編成し、役割分担をする。
街に出て危険な場所をチェック!
 (フィールドワーク)


・通学路@(住宅街)、通学路A(郊外)
・通学路B(商店街)、通学路C(駐車場)
・通学路D(夜間)、公園
マップを描こう
 (調べたことを地図に書く)

・全体図のレイアウトをする。
・係ごとの作業内容を確認し、作業にとりかかる。
・発表準備をする。

発表会を開こう
 (アピールタイム)

・班ごとに、マップをもとに調査結果を発表する。
 
参加者により相互交流を行う。
講話を聞く。
 
事後に感想等をまとめる。

参考:大東京防犯ネットワーク http://www.bouhan.metro.tokyo.jp/tokyo/t03_03.html
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